1- レス

【初等・中等】国語専攻【学年問わず】


[659]名無しさん@愛教ちゃんねる:2010/12/19(日) 19:55:45
再び色チョークについて。
やはり黄色は多用される。基本的に、色を変えようとして、もっとも一般的に
手が伸びるのは黄色である。それゆえ、白と黄色の二色体制を崩さない教師は
少なくない。しかし、そうした中でも、さらに意味を持たせるとき、
つまり、黄色の中でもさらに強調などの意味をもった色変えを行いたいときに、
そうした教師が手を伸ばすのは赤である。それも、蛍光色ではなく、普通の赤。
実はこの光景、以前ならどんな中高でも自然にみられたものではあった。
しかし、教師はある罪悪感を抱いている。それは、赤は見づらいということ。
これは、蛍光ピンクが普及する以前の話である。そうした意識が、赤の使用を、
自然と少なくさせる。そして、色を変えるといえば、基本は黄色という理念を
継続させる。それにより、線を引いたり形を示したりといった、いわゆる
非文字情報を板書する際にも、本来白色との区別がつきづらいはずの黄色が
多用されてしまうのは、皮肉なことである。
ともあれ、話を元に戻すと、自分はこうした、蛍光チョークの導入により
色の好みが教師の個人的な趣向により無秩序に左右される以前の、色チョーク
使用のあり方が好きである。そこには、赤チョークの特別性と非日常性があり、
自然と黄色が多くなっていく倦怠感がある。また、赤と黄という二色が等価の
ものとして使い分けられないところにも、伝達の合理性とは別次元の魅力を
感じる。それは、そうした色の序列が、体に刷り込まれているからでもあろう。


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