1- レス

【初等・中等】国語専攻【学年問わず】


[646]名無しさん@愛教ちゃんねる:2009/09/20(日) 03:16:38
日常の何気ないときに、本の一節が浮かぶことがある。そのときは、その言葉が、
周りを白い紙にかこまれていて、そこになんだか寒いような冷たいような、
そんな厳しさをまとっている。うまくは言えないけれど、そんな、現在性を捨象された
言葉の断片が、自分を形作るパーツの一つとして、再認識できる。そしてそれは、多く、
高校生のときに図書館か通学途中で読んだ本の一節であることが多い。
自分がよく思い出すのは、次のような内容の一節。
「母と子が楽しそうに歩いている。何かの本の作者は、その光景をバスの中からみて、
また自分もがんばってみようと思った。人は普通に暮らしているだけで、誰かに
元気を与えていることがある。」
たしか天声人語の中の一節か。もう一度その文章に出会えたらどんなに幸せなことだろう。


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0ch BBS 2005-12-31