1- レス

【初等・中等】国語専攻【学年問わず】


[644]名無しさん@愛教ちゃんねる:2009/08/10(月) 03:43:06
最近読んだ(読みかけた)本の紹介でもすることにする。
1、『日本人の論理構造』(講談社現代新書)
近世の国文学者による、国語学者とはちょっと違った視点の日本語・日本人論。
論理性の有無ではなく、そこに固有の論理の仕組みを考えるもの。
2、『検索バカ』朝日新書
ネットで検索がはやっている昨今、そればかりしていると思考力が衰える、というような話。
藤原智美という芥川賞作家(『運転士』)による社会論。内容はすかすかしているが、主張には納得。
3、『教科書の文学を読みなおす』ちくまプリマー新書
中学校教材でいえば坊ちゃんなどの作品を、もう一度解釈していく。活字が大きい。
4、『都市の政治学』岩波新書
これはまだ読んでいない。いわゆる入試レベルの評論文。問題も作りやすいだろう。
5、『まなざしの人間関係』講談社現代新書
日本の社会はいかに視線によって規定されているか。それは「目上」などの人間関係を
表す言葉に「目」の漢字が用いられていることからもわかる。ちなみに<まなざし>というのは
現代思想のタームの一つ。


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0ch BBS 2005-12-31